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冬至

更新日:2022年3月18日

冬の年中行事 冬至 
 暮れの12月22日ころ、一年で最も日が短い冬至を迎えます。この日に冬至カボチャを食べたり、柚子湯(ゆずゆ)に入ったりする習慣があります。
 寒くなると畑の作物もなくなります。今のように季節に関係なくどんな野菜も手に入るという時代でもないころ、保存しておいたカボチャと小豆を煮た「冬至カボチャ」を食べて栄養を取り、身体も温まるようにしたのでした。冬至冬中(とうじふゆなか)といって、暦の上ではこれから春に向かうといっても、まだまだこれからが冬本番です。栄養をとって厳しい冬を乗り切ろうという意味もありました。
 カボチャは保存がきき、ビタミンAやカロテンが豊富で、風邪や脳溢血の予防に効果があるといわれます。さらに栄養のある小豆を一緒に食べることで、寒さに負けず元気に過ごすという先人の知恵なのでした。
 私たちが住む寒河江や西村山では、冬至カボチャを3軒の家で食べるとお金持ちになるが、よその人に食べさせると貧乏になるという言い伝えがあります。しかし現在ではこんなことを知っている人も少なくなりました。
 また冬至の日にお風呂に柚子を浮かべて入浴します。よい香りがして身体が温まり、風邪の予防やリラックス効果があります。柚子は暖かい地方の作物なので、このあたりで柚子湯に入るようになったのはここ20年から30年くらいでしょうか。
 冬至を境に段々昼が長くなっていきます。昔の人は「わらの節(ふし)」ほど長くなるといいました。わらの節は短くて5ミリメートルもありません。そのくらい少しずつやってくる春を心待ちにしたのでした。今から寒い冬だけれども、春に近づくひとつの節目として、なにかよいことが起きるのではと明るい気持ちになりませんか。

平成31年3月市立図書館発行「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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