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仁王様のわらじ作り

更新日:2010年8月24日

寒河江むかしさがし
 市史編纂委員 宇井 啓
 六供町の常林寺山門に安置されている金剛仁王尊。
 向かって右が口を開いた阿形、左が口をむっと閉じた吽形。
 大きく片手を振り上げ、かっと目を開いた筋骨隆々とした力の造形である。
 この祭りに合わせて、町内の仁王会の人たちが、わらじ作りをした。
 昭和30年代までは、若者たちが冬期間わら仕事をして、春の作業に備えていたが、今ではその技術もと絶えようとしている。
 ようやくわらを手に入れ安達周一さんを講師に、やっと2足の大わらじを作って奉納したのである。
 仁王尊の像高は、2.2メートル。足の長さは40センチメートル。がっしりした体格である。
 今から237年前の明和3年に、山形横町の仏師後藤新吉によって彫られ、寒河江八幡宮山門に安置されたものであった。
 これが明治三3年の神仏分離令によって、ふもとの常林寺にそっくり払い下げられたのである。
 もと、厳寒の12月14日が、八幡宮の裸参り。地区の人たちは、その帰りに必ず常林寺に立寄って仁王尊を拝んだあと、甘酒をいただくのが常であった。
 復活して今年は36回目。12月8日の寒い朝、多くの人々が集まり、新しいわらじの仁王尊の前に集まり、無病息災と交通安全を祈った。
 そして、湯気の立つオデンと温かい甘酒をご馳走になったのであった。

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