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七草

更新日:2022年2月21日

七草
 正月の七日は七草といって納豆汁や七草がゆを食べる習慣がある。
 七草とは「せり・なずな・ごぎょう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ」。
 七草の祝いとして、前日の夜または当日の朝、まな板になずなや台所のすりこぎ・杓子などを載せて、吉方に向かい七草の囃しを言い、疫病除けの行事としているところもある。
 幸生では前日の六日の夕飯後に準備しておいた「七草」を七日の朝に食べる。
 材料は、豆腐・油揚げ・こんにゃく・ごぼう・納豆・芋がらで、これにネギをかける家もある。(幸生部落民俗資料・・・寒河江高校)
 三泉では七草の納豆汁を食べるのが一般的であった。大根・馬鈴薯・人参・ごぼう・いもがら・青菜・かぶ等と油揚げ・こんにゃく等を味噌汁にし、その中に納豆のすりつぶしたものを入れ食するのである。長い冬の健康を守る上からも、栄養価の高い理想的な食べ物といえよう。
 この日は、お針子たちがお師匠さんのところにお正月礼に行く日でもあった。昔は女の人が裁縫を上手にできることは、よい嫁さんになれる一つの条件であった。年頃の娘をもつ親は、冬の農繁期になるときまって娘をお師匠さん宅に通わせ、着物の縫い方を習わせた。この女の子たちをお針子と呼んだ。この日にいくばくかの年始の品をもって挨拶にいくのが習わしであった。
 石川村では五節句の一つとして七草を大切にした。(五節句・・・正月7日・3月3日・5月5日・7月7日・9月9日)この地区では一般的に七草を・べんべん草・母子草・はこべ・たびらこ・かぶ・大根という。これらをかゆにしたり餅を入れたりした。これを食べると万病を除き、邪気をはらい七難からまぬがれるという。
 一般的には納豆汁で、芋がら・焼き豆腐・スミドウフ・こんにゃく・人参・里芋・油揚げ・ごぼう・大根・せり・サメ焼などを小さく切って 納豆をすりつぶして入れて味噌汁にする。身近にある野菜を食するのである。

平成25年3月市立図書館発行「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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