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刈り上げ餅

更新日:2022年3月15日

豊かな秋の実りに感謝する行事 刈り上げ餅 
 大昔から、日本人の主食である米を作る稲作はとても神聖なもので、冬の雪中田植えや田植踊り、終田植え(おだうえ)・苗開きなど、折りにふれて豊かな実りを田の神様に祈りました。
 そしていよいよ秋になり、稲刈りなど、収穫の仕事のめどがつく旧暦の 10月1日、今年収穫した米で餅をつき、今年一年の五穀豊穣(ごごくほうじょう)を感謝して神様に供えます。この行事を「刈り上げ」といい、この日につく餅が「刈り上げ餅」です。
 この日は農作業を休み、家族で雑煮(ぞうに)・納豆・小豆などのもちをたくさん食べて、収穫のお祝いと一年の苦労のねぎらいをするのです。新米なので、一年で一番おいしいお餅です。
 この日から神様が出雲大社に帰るので、新米でついた餅を供えて神様の旅立ちの安全祈るという意味もあるそうです。田の神様が山に帰って山の神になると言うところもあります。陰暦10月のことを「神無月(かみなづき)」といいますが、全国の神様が出雲の国に集まるので、諸国が神なしの月になるからです。
 稲作に関する色々な行事は、たいてい稲作りをする農家の人たちの行事です。しかしこの「刈り上げ餅」だけは、農家だけでなく、どんな職業の家でも、豊かな家もそうでない家でも餅をつき、収穫に感謝するお祝いの行事なのです。
 寒河江市や大江町あたりは旧暦10月1日ですが、西川町では29日の所もあります。
 山形県では、お祝いや神事で、何かというとお餅を食べる習慣があります。しかし、刈り上げの行事は、最近は農家やお年寄りのいる家だけのものになりつつあります。

平成30年3月市立図書館発行「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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