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節分・豆まき

更新日:2022年2月21日

節分・豆まき
 「福はうち、鬼は外・・」家々から豆まきの声が聞こえてくる。節分の日。
 立春(二十四節気の初め)の前日を節分といい、暦の上では冬から春へ変わる季節の変わり目としているが、昔は雪が多く、冬の真っ只中で穴ごもりのような生活をしていた。厳しかった寒さもこれで峠を越すのだと思うと、嬉しい行事の一つであった。
 大声を上げて行う豆まきは、まもなく来る春を待つ願いのようである。最近は豆まきをしなくなった家も多くなっているという。
 節分の日は、夕食後にまず田作り(鰯の干し物)の頭を茅の串に刺し囲炉裏の火の上にかざして「やっこがすこがす鬼来たらぶってやれ」と唱えながら焼いた田作りとほうろくで煎った豆を作る。 (三泉地区)
 田作りを焼いた臭いは鬼が嫌いと言われており、これを戸口にさして豆をまくと、邪気を払い祟り神などの侵入を防ぐのだと言い伝えられている。
 豆まきは男の人の役で主人と男の子(提灯持ち・刀持ち)がやるものであった。  
 煎った豆を一升枡にいれ、神棚に供えてお参りし、提灯持ちや刀持ちを従えて、上段の間からあき(歳徳神)を向いた戸口から先に戸を開き、障子の格子の間に田作りの頭(やっこ)をさし、
「福は内 福は内 鬼は外 鬼は外 天打ち 地打ち 鬼の目ん玉 ぶっつぶせ」
と唱えながら豆を投げつける。(地域によって唱える言葉などは若干異なる)
 このように次々と下の方の部屋を回り、玄関、台所、便所、小屋、牛馬の小屋まで入り口のあるところは全部豆まきをする。
 鬼=病気・災難などを追い払い「今年も家族揃って、豆で息災にてますます家運繁盛」になるように祈願する。豆まきのすんだ部屋は、逃げた鬼がまた入ってこないように、そして入ってきた福の神が出て行かないように急いで窓や戸障子を閉めた。そして部屋にまかれた煎り豆を子どもたちが拾ってたべた。年齢の数だけ豆を食べると無病息災で一年が過ごせるといわれている。

平成25年3月市立図書館発行 「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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