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病(やんまい)送り

更新日:2022年2月22日

幸生の年中行事 病送り
 毎年旧暦の2月8日、幸生地区では無病息災を祈る伝統行事「病(やんまい)送り」が行われる。病送りとは厄送りのことで、江戸時代末ころ、約140年前に始まったと言われている。昔は村の中で一度伝染病が発生すると、治療もできず、予防法も確立されていなかったので、またたく間に流行し、たくさんの人が死んでしまったのだった。そこで病気も悪いことも全部取り除いて川に流してしまおうと祈りを込めてこの行事が行われるようになった。
 幸生では、各家でだんご木に家族と飼っている動物の数のだんごとなんば1本、炭、半紙に鬼の顔を描いたもの一枚をさげて外に出しておく。それを朝食後に地区の人たちが集まり、「家内安全」などと書いたのぼりを掲げ、だんご木を集めながら上・中・下と約4キロある地区内を無病息災を願い、太鼓と笛をならしながら練り歩くのである。最後に地区内を流れる熊野川(ゆうのがわ)に一年の健康と地区の繁栄を祈りながらだんご木を流す。
トーヒャラ ヒャラ
トーヒャラ ヒャラ
ダゴ ダゴ ダゴ
 太鼓と笛の音が聞こえてくるようである。
 大正時代、一時中断したことがあったが、やめたら腸チフスが流行し、またやるようになったという。
 現在は旧暦2月8日近くの日曜日に行われるようになった。地区の人以外でも参加できる。また、環境を考えてだんご木は川に流さなくなった。
 以前は山形県内各地にある行事だったが、今も続けているところは珍しくなってしまった。ぜひ続けていってほしいものです。みなさんも参加してみて下さい。

平成26年3月市立図書館発行「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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