寒河江市の農業
更新日:2024年6月10日
本市の農業は、水稲と果樹の組み合わせを基本に、野菜、花き、畜産等を加えた複合経営が主体となっています。特に、米の生産調整を契機に、果樹、花き、野菜など収益性の高い園芸作物の導入と、これらの施設化が進むとともに、施設農業と観光を組み合わせた「寒河江型農業」も着実な展開を見せています。
寒河江市の風土
本市は、山形県の中央部に位置し、総面積は139平方キロメートルです。朝日連峰・月山・葉山を源とする寒河江川と、飯豊連峰を源とする最上川の豊かな水に恵まれており、優良な農業地帯を形成しています。また、山形盆地の西部に位置し、さくらんぼをはじめ、ほとんどの果樹が栽培できる気候に恵まれた地域です。
平均気温と降水量
- 出典
農家戸数
総数 | 販売農家 | 自給的農家 |
---|---|---|
1,794戸 | 1,091戸 |
703戸 |
(2020年農林業センサス)
地区ごとの特色
(国土地理院の白地図を加工して作成)
市の北西部にある白岩・醍醐・高松地区は、平地が少なく山間地の地域なので「中山間地域」として国の指定を受けています。また、南東部に位置する寒河江・南部・西根・柴橋・三泉地区は、平地が広がっています。
農業の面では、大きく分けると次の3つに分けられます。
白岩・醍醐地区(紫色)
葉山のふもとの山間地とそのすそ野に広がる中山間地域です。戦後の食糧難の時代に山を切り開きたくさんの田を作りましたが、今は転作し、さくらんぼやぶどうなどの果樹を主に作っています。
高松・柴橋地区(オレンジ色)
比較的なだらかな山間地と平地が広がる地域です。山間地では、さくらんぼ・ぶどう・西洋なし・柿などの果樹が多く作られています。高松地区の谷沢では、梅干しとして有名な「谷沢梅」が作られています。平地では米が中心に作られていますが、国道112号線沿いには、観光さくらんぼ園やいちご園があります。
三泉・西根・寒河江・南部地区(水色)
ほとんどが平野部で、寒河江市の特徴である観光さくらんぼが盛んですが、地区により作られている作物に少しずつ違いがあります。三泉・西根・寒河江地区では米、南部地区では野菜を主に作っています。南部地区で、市の伝統野菜である「子姫芋」という里芋が古くから作られています。
また、南部地区にある高速道路のインターチェンジ付近では、東北有数のバラの産地があり、栽培のための温室ハウスがまとまってあります。西根地区には枝豆やなすなどを作っている畑が多くみられます。
土地のようす
寒河江市の農地は約32平方キロメートルで、市全体の23.1パーセントです。
そのうちの60パーセント以上が水田で、30パーセント以上が果樹園の割合となっています。
寒河江市は、昔から米作りと果樹作りの両方を行う農家が多いです。
観光農業
(ブルーベリー)
本市では、観光農業を農業経営の一形態として組み入れ、流通経費の削減や収穫作業に要する労力の軽減に努めるとともに、都市消費者との交流による地域活性化を図っています。
観光農業のメインはさくらんぼ狩りですが、その他に、ブルーベリー、ぶどう、りんご、雪中いちごなども周年化を進めています。昭和59年には「周年観光農業推進協議会」を設立。平成4年にオープンした「チェリーランド・さくらんぼ会館」内にくだもの狩りの総合案内所を設置しています。平成24年度からは、インターネット上に農園予約サイトを開設し、予約後はくだもの狩りの各園地へ直接入園できる体制を整えています。
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電話:0237-85-1763 ファックス:0237-86-7100
(代表)cherry@city.sagae.yamagata.jp
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