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鉛製給水管及びポリエチレン1層管の入替を推奨しています

更新日:2024年4月1日

はじめに

 近年、敷設されている給水管は「ポリエチレン2層管」が主流となっております。
 昭和60年頃までの施工は「鉛製給水管」が、平成7年頃までの施工は「ポリエチレン1層管」が使用されている場合があります。
 本市では、「鉛製給水管」及び「ポリエチレン1層管」について、下記の理由から入替を推奨しております。

鉛製給水管

 鉛製給水管は錆が発生しにくく、安価で曲げ加工が容易であることなどから、全国的に使用されてきました。
 しかし、鉛製給水管は現在の給水管に比べ耐久性が劣っており、漏水の発生が多いことから、新しい配管材料の開発に伴い次第に使用されなくなりました。また、水道の安全性に対する観点から、平成元年にはライニング(被覆)されていない鉛製給水管を新たに使用することが禁止されました。
 日常の使用状態では問題ありませんが、長期間留守にした後や、朝一番の水は一時的に鉛濃度が高くなることが考えられることから、ご使用の際にバケツ一杯程度を飲み水以外(トイレや洗濯など)にご使用いただくことで、より安心してご利用になれます。

市所有の配水管から個人宅へ引き込む給水管に鉛製給水管が使用されている場合があります
鉛製給水管の使用例

ポリエチレン1層管

 鉛製給水管の後、ポリエチレン1層管が全国的に使用されるようになりましたが、ポリエチレン1層管はその構造上、稀に内面剥離による水の流量低下などの問題が起こることがあります。物理的に劣化したポリエチレン1層管を使用している場合、ご使用中の水道が極端に少なくなったり、急に出なくなることがあります。
 この問題を元に開発された「ポリエチレン2層管」は改良されていますので、現在までこの問題発生報告はありません。

回収された1センチメートルから3センチメートル程度の剥離物の写真です
回収された剥離物

 布設後数年以上経過した埋設配管の内面に水泡が発生し、稀な例として薄皮を剥いだような剥離現象に至るという問題(水道用ポリエチレン管2層管開発経緯、日本ポリエチレンパイプシステム技術資料No.95-01,H28.3,p1より抜粋)が発生。剥離現象を起こすと、剥離物が水道メーターのストレーナー部に付着し、水量に著しく悪影響を及ぼす。

鉛製給水管及びポリエチレン1層管の解消

 給水管は個人の所有物となりますので、取替はお客様個人の費用で行っていただく必要があります。工事を行う場合は、寒河江市指定給水装置工事業者に登録されている業者へお問い合わせください。

寒河江市での取り組み

 上下水道課では、次において鉛製給水管の取替を行っております。

  • 配水管更新工事にあわせて取替える場合
  • 漏水修繕時に所有者の了解を得て取替える場合

お問い合わせ

上下水道課
山形県寒河江市大字西根字上川原10
電話:0237-86-8511 ファックス:0237-86-8513

(代表)cherry@city.sagae.yamagata.jp

こちらのメールアドレスに頂いた問合せ等については、各課のメール アドレスから
返信する場合がありますので、寒河江市のドメイン(@city.sagae.yamagata.jp)からの
メールを受信できるよう設定くださいますようお願いいたします。

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寒河江市

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