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ヒストリーロード詳細

更新日:2011年4月11日

1.南光院大日堂

 屋根の上に擬宝珠(ぎぼうし)のつくお堂で、大日如来を祭っています。
 境内には、鳥居と江戸時代の古い石塔が並んでいます。

ちょっと寄り道

  • 本願寺

 本願寺はもと天台宗として開かれ、後に承久3年(1221年)大江親広を大檀那として無阿上人が再興したという浄土宗の寺です。
 また、桑名藩士が戊辰戦争で官軍と戦った際宿泊所となったところであります。

2.十日市場

 十日市場の字名は幕末より毎月十日、十日に市が開かれたことに由来します。
 この地では桑名軍が長岡山に撤退を図りつつも激戦を繰り広げています。

3.新宿

 慶応4年(1868年)9月20日早朝、前夜から寒河江に宿泊していた桑名軍と、それを追撃する官軍の間で、ここ新宿(にいじゅく)で戦闘が始まりました。

4.大運寺

 安永9年(1780年)9月建立の浄土宗の寺です。
 江戸時代中期から後期にかけて、大運寺は文人墨客の集会所でした。
 とりわけ俳人はここに交遊し、芭蕉の句碑なども残っています。
 池大雅筆の扁額は市の文化財に指定されています。

5.寒河江代官所跡(丸内緑地)

 江戸時代初期に最上氏改易により寒河江2万石は幕府の直轄地となり、代官所が置かれました。
 敷地は旧寒河江城二の丸に当たり、ひがし公民館、郵便局、丸内緑地が代官所の範囲でした。

ちょっと寄り道

  • 法泉寺

 法泉寺は、寒河江城主14代左近太夫大江宗広(官名太郎四郎右京大夫左近将監因幡守の墓が残る)の開基です。
 境内には竜神、弁天、稲荷を祀るお堂があり、いずれも水源の神、中でも竜神は雨乞い、五穀豊じょう、養蚕の神をつかさどり、9月3日には祭典を営んでいます。

  • 澄江寺

 澄江寺は大江家13代知廣公の時、長州の大寧寺に二親追養のため澄江院を建て、それを寒河江に移して瑞龍院澄江寺となった寺です。
 大江家13代、大江知廣と夫人の菩提寺であり、境内に並ぶ夫妻に墓は五輪塔。知廣と伝えられる方が高さ1.1メートル。1.03メートルといくぶん小さい方は夫人のものと伝えられています(市指定史跡)。
 寒河江城から移築したという山門は市の文化財に指定されています。

  • 正覚寺

 浄土宗不動山正覚寺は最上家と関係寺院です。
 最上義光公正室大崎御前が開基したと伝えられており、寺宝に大崎御前が使用したという角盥や水差が遺されています。
 山門や鐘楼、阿弥陀堂、不動堂、境内の松の木などは歴史を感じさせる風景となっています。

6.上町

 上町はもとの六十里越街道に面した旅篭町で、出羽三山行者が宿泊しました。
 桑名藩士が長岡山に向かって撤退する途中、激烈な戦闘を繰り広げています。

ちょっと寄り道

  • 常林寺

 慶長2年(1597年)、法泉寺の5世才岩漱藝和尚が開山し、寒河江城主18代大江高基の夫人である琴姫が開基となりました。
 常林寺には、400年の歴史を伝える仏像も数多く安置されています。
 本尊は大宮仏師・涌雲作と思われる釈迦牟尼仏、両脇を普賢、文殊の両菩薩が固めます。
 景観のすぐれた境内には、漢詩人・安孫子籟山の常林寺八景の一つである「白鷹晴嵐」の詩碑があります。

7.寒河江八幡宮

 建久2年(1191年)、地頭であった鎌倉幕府の重鎮大江廣元の長男親廣が、鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の分霊を寒河江の荘に勧請、長岡の地に祀りました。以後八百余年、寒河江荘の総鎮守として歴史を刻みます。本殿及び拝殿は市の文化財に指定されています。
 秋の例大祭では、豊年を願う流鏑馬(県無形民俗文化財)や奴町巡り、神輿の渡御が奉納されます。

8.流鏑馬場

 毎年9月14・15日の例祭に行われる神事で、「寒河江の馬走り」と呼ばれます。単に武芸の延長ではなく、15日に奉納されるのは「作流し流鏑馬」。すなわち来る年の農作柄を占う全国でも珍しい流鏑馬です。

9.長岡山戊辰戦役古戦場

 幕末の明治元年(1968年)9月19日に、旧幕府軍、桑名藩兵200名が庄内藩を頼って本願寺などに止宿。
 翌20日早朝、米沢藩兵を先鋒とした新政府軍約2,500名が鶴岡城攻略のために寒河江に進軍し、沼川をはさんで十日市場で桑名軍と交戦。
 桑名藩は立見鑑三郎の指揮で沼川沿いに陣を敷いたが、圧倒的な新政府軍の攻撃に損害が増加し、霧の中で唯一見える長岡山に兵を引きあげた。
 圧倒的な優勢で迫る新政府軍と、高所に陣取り必死に抵抗する桑名軍、双方の砲弾は多数の戦死者を出しました。旧幕府軍が敗退し、白岩・慈恩寺方面へと退却した。桑名軍の戦死者19名、新政府軍10名の氏名が判明しています。

ちょっと寄り道

 明治の文明開化、近代化の波は地方にも及び、明治11年(1878年)郡制施行により洋風の郡役所が当時の中心街に建てられました。県内初の洋風建築物です。議事堂とともに県の有形文化財に指定されています。

  • 長松寺

 寒河江城の鬼門(北東)を守護しているといわれています。
 伝承における開基は文中年間(1370年)、寒河江内楯惣持寺住・宥弘僧都といわれますが、大江公との関連を保ってきた以外の詳細はよくわかっていません。
 後の永正年中(1500年)に長松寺殿養庵宥山と改めたのは、寒河江領主8代大江時茂公と記録にあり、公の菩提寺となったことが推測できます。

  • 舟着観音

 太古の村山盆地は湖で、湖岸の東根と西根を結んで舟が行き来していたと伝えられます。ここは西の船着き場だったという伝説から、舟着観音の名前になりました。
 貞享年間(1684年~1687年)に書かれた舟着観音の縁起による、大江氏の一族で元春なる者がこの土地に居住していたとのことです。

  • 徳蔵院

 寒河江城主18代大江高基の弟、隆広が開基です。
 遺言によって城跡に寺を建て、白鷹町の瑞龍院の宝山日最和尚を開山して徳蔵院が開創されました。
 寒河江に移ったのは正保2年(1645年)です。

10.祐林寺

 開基は寒河江大江氏11代高重の子、広重と伝えられています。
 大江氏16代大江廣種公夫人の墓所で市指定有形文化財の「麒麟図」が残されています。
 また、この寺に残る「涅槃図」は室町時代のもので、市内最古のりっぱな作品です。

ちょっと寄り道

  • 長念寺(最上三十三観音第十六番札所 長岡観音)

 寒河江城三の丸にあった場所にある大江家の祈願所です。
 境内にある最上三十三所第十六番長岡観音堂は、かつて長岡山にあったもので、長念寺はその別当でした。
 同寺に移されたのは慶長3年(1867年)、長岡山上に寒河江・柴橋両代官の統合庁舎を建設するためだったと思われます。

  • 寒河江城址

 寒河江における大江氏の歴史は、承久の乱で朝廷側に付き、敗北により所領の出羽国寒河江荘に逃れてきたことにはじまります。
 寒河江城は初代大江親廣公が築いた武家屋敷の形態を持つ楯が発祥とされます。
 平城で、本丸のほかに二の丸、三の丸、そして濠の周囲には土塁も擁する壮大な城で、城の西方に八幡宮を勧請するなど鎌倉と似た縄張りとなっています。

11.福泉寺

 創立は享禄元年(1528年)。寒河江大江家16代広種の開基で、開山は本寺である澄江寺2代の象外棟玄大和尚に請い、創建されました。
 開基の大江広種公筆の三社宣託も残り、市の文化財に指定されています。紺地に金泥でしたため、そもそもは八幡社に寄贈したもので、広種の署名もある流麗な書です。

12.陽春院(桑名藩士の墓)

 陽春院(曹洞宗)は、戦国の世に3歳で家督を継いだ大江氏第15代孝廣公の菩提寺として元和6年(1620年)に建立。
 明治元年(1868年) 9月20日の戊辰戦争寒河江戦で戦死した旧幕府軍の桑名藩士18名と、唐津藩士1名の遺体は陽春院19世の住職により境内に埋葬され、明治8年7月に、旧桑名藩主松平定敬公と旧藩士により7回忌の法要が営まれ、墓碑が建立されました。市の史跡に指定されています。
 昭和36年の県道開通工事の折、19体が発掘・確認され、昭和39年には桑名市の遺族が分骨を受け、桑名市の照源寺(松平公の菩提寺)に新しく墓を建立し埋葬しました。

ちょっと寄り道

  • 熊野神社の大かつら
  •  目の高さでの周囲は4メートル20センチ、樹齢およそ600年。旧寒河江町内ではもっとも古い巨木で、市の天然記念物に指定されています。
  • 滝田門観音堂

 沼川をせきとめて、その水を南部の水田にかけていました。それが滝のようになっていたことからこのあたりを滝田門とよんでいました。
この観音堂には古い美しい十一面観音を祭っており、見ると目がつぶれるといわれています。

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