市長の部屋
寒河江市長 佐藤洋樹
ようこそ、市長の部屋へ。
寒河江市は山形県のほぼ中央に位置し、周囲に月山、葉山、朝日連峰、蔵王を望み、清流寒河江川と山形県の母なる最上川が大地を潤す、風光明媚で豊かな人情にあふれた美しいまちです。
春には、さわやかな青空に白い頂きが見事なコントラストを描き、桜に始まり、さくらんぼ、桃、つつじなど多くの花が咲き誇ります。初夏には「日本一さくらんぼの里」の真っ赤なルビーがたわわに実り、さくらんぼ祭りの開催期間中、全国から大勢の観光客で賑わいます。黄金色のじゅうたんが広がる季節には、東北屈指の規模を誇る「神輿の祭典」で若いエネルギーが沸立ちます。そして、多くの果物が味覚の秋を演出、晩秋の錦絵の世界から水墨画の世界へと移ろいます。
本市には、奈良時代に聖武天皇の勅命により開基したと伝えられ、30体もの国指定重要文化財仏像群を所蔵する古刹慈恩寺が杉木立の静寂の中に厳かに鎮座し、恵まれた自然とともに、寒河江独特の伝統行事や祭りなど、歴史と文化を育んできました。
本市を取り巻く高速交通網は、2つのインターチェンジが整備されるなど格段の進展を遂げ、交通の要衝として周辺市町や隣県各県との連携強化を図っています。特に仙台圏域とは1時間あまりで結ばれ、より一層の交流促進による地域活性化に取り組んでいます。
また、積極的な企業誘致により、県内有数の工業団地に成長した中央工業団地には優良企業約80社が立地し、本市はもちろん周辺市町の産業経済の基盤となるなど、本市は、県内陸部の中核都市として大きく飛躍しています。
少子化対策や保健福祉サービスの充実に努めるとともに、グラウンドワークに代表される市民参加から市民主体のまちづくりへと進め、歴史を大切に、恵まれた自然を活かし、農業、工業、商業のバランスがとれ、人にやさしく、人が集い、賑わい、楽しみ、豊かに暮らせる活気あるまちづくりをめざしています。