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慈恩寺

コンテンツ

史跡概要

  • 名称

慈恩寺旧境内

  • 所在地

寒河江市大字慈恩寺地内

  • 面積

446,424.25平方メートル

  • 概要

 鳥羽天皇の御願寺(ごがんじ)と伝えられる東北地方を代表する寺院境内地で、江戸時代には3ヵ院48坊からなっていた。
 江戸時代に復興した堂社と、院坊の屋敷地のたたずまいは、その背後を取り巻く城館群や旧境内地の北端近くに存在する慈恩寺修験の行場とともに、旧境内の様相を良好にとどめている。
 我が国の仏教信仰の在り方を知るうえで、極めて重要である。

江戸時代以前の姿を今に伝える「史跡 慈恩寺旧境内」

 鳥羽天皇の御願寺と伝えられ、出羽国の宗教・文化の一大拠点として隆盛した慈恩寺。
 丘陵一帯に広がる旧境内地には、ダイナミックな往時の姿が色濃く残り、悠久の息吹と歴史の重厚さを感じさせる。

慈恩寺絵図
正徳6年(1716年)慈恩寺一山絵図

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慈恩寺航空写真
航空写真

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本堂境内地・院坊屋敷地・中世城館群

本堂境内地

 本堂(国指定重要文化財)を中心に、山門(県指定有形文化財)・薬師堂・阿弥陀堂・釈迦堂・天台大師堂(以上市指定有形文化財)が静寂の中建ち並び、江戸時代の姿がそのまま残る。この堂舎が建ち並ぶ平坦地は、平安期に背後の山を切り崩し造られた。中世の慈恩寺は、堂舎群がさらに東方に広く展開していたが、江戸時代初期に現在の位置に集約された。

院坊屋敷地

 江戸時代に、3ヶ院48坊を数える一山組織であった慈恩寺。本堂を取り囲むように、南側丘陵一帯に院・坊の屋敷が建ち並んでいた。千年の長い歴史の中で、丘陵に平場を形成し壮大な慈恩寺旧境内堂舎群を形成していた。現在の3ヶ院17坊の屋敷地や道の配置など、江戸時代の以来の旧観を留めていることがわかる。

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中世城館群

 慈恩寺の背後を取り巻くように、西から田沢要害・肥前楯・尾山楯・ゴロビツ楯と楯が築かれた。中世の動乱の中で、慈恩寺の自力救済の措置として造られ、非常時の人・財産の逃げ場となったと考えられる。東側の日和田楯や、松蔵楯も形成され、中世の慈恩寺は出羽国の宗教拠点であるとともに、当地方における一大要塞であった。

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八面大荒神(はちめんだいこうじん):西の結界

 かつて、慈恩寺境内の西端に位置する社と認識されていた。その他、東は箕輪・折居権現、北は白山権現、南は八鍬・鹿嶋明神とされていた。

慈恩寺修験行場跡:山業(さんごう)

 慈恩寺に修験道が入ってきたのは、鎌倉時代初頭の1185年(文治元年)、高野山の弘俊という僧が真言密教とともに伝えたのが始まりである。その頃から葉山の山中を舞台に、峯中(立峯)と呼ばれる修行が行われるようになった。永正年間(1504年から1520年)には葉山に12の坊があったという。

 1586年(天正14年)から41年間の峯中中断を経て、1627年(寛永4年)からは慈恩寺だけで峯中を行うようになった。慈恩寺から北の山中に、一の宿(新山堂)、二の宿(高森・池)、三の宿(山業・愛染ヶ嶽)と修行場を定め、4月晦日から6月朔日の1ヵ月間峯中を行った。1872年(明治5年)の修験宗廃止まで定期的に峯中が行われた。

山業
四十八森と剣天上

山業の紅葉と御神木
山業の紅葉と愛染ヶ嶽の御神木

注意!山業地区は私有地であり散策道などは整備されておらず大変危険です。関係者以外は立ち入らないようお願いいたします。

慈恩寺舞楽 (林家舞楽のうち)

 5月5日の一切経会で燕歩・散手・太平楽・二の舞・陵王などの八番が、谷地の林家と慈恩寺一山衆によって奉奏される。国指定重要無形民俗文化財。観覧・入場無料。

パンフレット


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