市議会の運営
更新日:2024年4月1日
定例会と臨時会
市議会には、定期的に開かれる定例会と必要に応じて開かれる臨時会があります。本市議会では、条例により定例会を年4回と定めており、通例として3月・6月・9月・12月に開催されています。議会は市長が招集しますが、議長が議会運営委員会の議決を経て招集を請求した場合や、議員定数の4分の1以上の議員から請求があった場合には、市長は臨時会を招集しなければなりません。
本会議
市議会の会期中に全議員が集まって開く会議を本会議といいます。議会の最終意思を決定する最も重要な会議です。原則として、議員定数の半数以上の出席がなければ開催できません。本会議では、議案の提案理由の説明が市当局から行われ、それに対して質疑、討論、そして採決を行います。詳細な審査が必要な議案は、所管の委員会に付託し、委員会審査の後に本会議で採決されます。また、議員は、定例会の本会議において市政全般について質問(一般質問)することができます。
一般質問は、議員が市政運営全般にわたって執行機関(市長や教育長等)に将来の方針や事務執行状況、あるいは疑問点などを質問し、答弁を求めるものです。一般質問で所信を問うことによって執行機関の政治姿勢を明らかにし、それに対する政治責任を明確にさせたり、結果として現行の政策を変更・是正させたり、さらに新規の政策を採用させるなどの目的と効果があります。
委員会
常任委員会
議案や請願の可否は、最終的には本会議で決められますが、広範囲で複雑な市の事業に対応するため、いくつかの委員会に分かれて議案や請願を効率的・専門的に審査を行っております。これが常任委員会です。本市議会には、総務産業、厚生文教の2つの委員会があり、全議員がいずれか1つの委員会に所属しています。委員会には、委員長、副委員長が1名ずつおり、委員の任期は2年となっています。この常任委員会は、市議会閉会中にも、所管する課の事業等について調査・研究するなど様々な活動を行っております。
委員会名 | 定数 | 所管事項 |
---|---|---|
総務産業常任委員会 | 8人 | 総務課、企画戦略課、みらい協働課、デジタル戦略課、財政課、税務課、防災危機管理課、建設管理課、農林課、商工推進課、さくらんぼ観光課、会計課、議会、選挙管理委員会、監査委員、農業委員会及び上下水道課の所管に属する事項並びに他の常任委員会の所管に属しない事項 |
厚生文教常任委員会 | 8人 | 市民生活課、福祉国保課、健康増進課、子育て推進課、教育委員会、福祉事務所及び市立病院の所管に属する事項 |
議会運営委員会
議会運営委員会は、議会の円滑な運営を図るために、意見調整の場として設けられております。各会派の所属議員数などに応じて選ばれた委員(本市議会の定数は6名)で構成し、会期、議事日程、議案や請願及び陳情の取扱いなど、議会運営などについて協議します。
特別委員会
特別委員会は、特定の問題を調査したり審査したりするために、必要に応じて議会の議決により設置される委員会です。本市議会では、予算及び決算の審査のために、予算特別委員会及び決算特別委員会が設置されるのが通例です。
会議の流れ
当初予算を審議する第1回定例会を除く通常の定例会の流れは、おおむね次のようになっています。
本会議
- 開会:原則として議員定数の半数以上の出席を必要とし、議長の開会宣告により市議会が開会されます。
- 議案上程:開会日に議案が提出されます。議案を議題とすることを上程といいます。
- 議案説明:提案者は提出議案の内容と提案理由について説明をします。
- 質疑:議案について、議員が質問をし(質疑)、提案者がこれに答えます(答弁)。
- 委員会付託:議案などを詳細に審査するため、関係する常任委員会に付託します。
- 一般質問:議員が市政全般の施策等について「一問一答方式」で質問し、市長などが答えます。本市議会では、質問する議員一人に付き60分の持ち時間としております。
委員会
本会議で付託された議案や請願などは2つの常任委員会に分かれて、執行機関から詳しく説明を受けたり質疑を行ったり専門的かつ詳細に審査します。
本会議
- 委員長報告:委員会が終わると再び本会議を開き、各委員会での審査の結果について報告されます。
- 討論:引き続いて、議案などについての賛成・反対の意見が述べられます。
- 採決:討論が終了し、すべての意見がでたところで議案・請願などについて賛成か反対かの採決を行います。
- 閉会:議長の閉会宣告で市議会が閉会されます。
その他の会議
市議会には、本会議と各委員会のほかにも必要により開かれる会議があります。
全員協議会
議員全員が一堂に会し、市政に関する重要事業又は議会に関する検討事項について協議を行うもので、必要に応じて開かれます。
議員懇談会
議員全員が一堂に会し、時々の諸問題に関して理解を深めるために設けている会議で、定例会の開催されない月及び必要に応じて開かれます。
会派代表者会議
会派(議員のグループ)等の間の意見調整又は協議を行う会議で、必要に応じて開かれます。
寒河江市議会広報委員会
定例会ごとに年4回発行する『さがえ市議会だより』の編集のほか、市議会の広報について協議する組織です。
議会改革・活性化検討委員会
議会運営の効率化及び議会活動の活性化に関する事項について協議する会議で、必要に応じて開かれます。
タブレット検討会
タブレット端末及び文書共有システムの使用に関する事項について協議する会議で、必要に応じて開かれます。
