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うら小路の由来

更新日:2010年8月24日

寒河江むかしさがし
 市史編纂委員 宇井 啓
 寒河江を故郷とする方から、「裏小路でなく、浦小路が正しいのではないか」というご指摘を受けた。
 調べてみると、確かに明治期には「浦小路」を使っている。
 ところが市史年表では、昭和16年の項に、「5月14日、裏小路6戸焼失、風速10メートル」とある。
 昭和29年の寒河江町の町内会名にも、6区・世帯数34、裏小路町会とある。
 ずうっと前の江戸時代の絵図には「うら町」、「うら小路」と仮名で出ている。
 つまり、「うら」、「浦」、「裏」を充てたのであった。
 裏小路・裏町というのは城下町特有の地名。町割によって、大通りの脇の方に設定された町の呼び名。六供町の場合は、六十里越街道を進んで来る敵を迎撃するために設けられた、側道の町という性格をもつ。
 米沢、鶴岡、上山、山辺等の城下町に裏町が見られる。宮城県金ヶ崎に、表小路、裏小路があって、国の重要伝統的建物保存地区に指定されている。同岩出山町にも浦小路がある。
 「うら」と「おもて」は相対的な地名で、「うら」か「裏」か「浦」の、どれかを使用していたのである。
 うら小路の若い人達は、20年ほど前から子ども達の思い出づくりに、子ども神輿を巡行させている。その名称を「うらこうじ子供神輿会」という。
 古い地名「うら小路」を大切にして、仮名で表現した柔軟な発想だ。若い人たちが、この町を生き生きと支えているのである。

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