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白岩の幟旗

更新日:2022年3月7日

空高くひらめく白岩の幟旗(のぼりばた)(五月幟) 
 白岩発電所ができる前、白岩の大通りにはたくさんの幟旗が立てられ、人々は五月節句を祝っていました。
 やがて町に電線が張られるようになると、幟旗を立てる家はなくなり、家の横の板壁などに横に伸ばして飾ったりしていましたが、長い戦争などもあって、幟のあることさえ忘れられていました。
 ところが平成3年ころに、もう一度出羽三山の宿場町で栄えた白岩の文化を見直そうという動きが出てきて、旧家に残された五月幟の発掘を行い、これを西部地区公民館などに飾って地区の人々に公開し、「白岩幟旗保存会」を結成しました。その数25家の35旒(りゅう)にもなりました。この地域の貴重な文化遺産を長く守っていこうという人々の意気込みでした。
 五月幟は、男子が生まれたことを天の神に告げ、「幸せな人生を送ってほしい」いう願いを込めて、天に通じるように細長い布の旗にしました。その図柄は「鍾馗」・「金太郎」・「武者絵」などが描かれました。
 作者は画家であったり、染物屋であったり、絵の好きな農民たちも描きました。江戸時代には木綿布が貴重だったので、多くは紙の幟だったということです。白岩の幟旗は、江戸時代末から明治にかけて、染物屋に頼んで作ってもらったのではないかと考えられています。
 「幟はためく白岩の町」。幟は白岩の町だけでなく、寒河江市の貴重な文化遺産と言えるでしょう。

平成28年3月市立図書館発行「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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