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旧暦2月1日の厄除け「回り念仏」

更新日:2022年2月21日

回り念仏  
 旧暦の2月1日には、毎年家内安全と無病息災を願って念仏がおこなわれていました。
 村ごとに各家のおばあさんやおかあさんが集まって、一軒一軒家を回って念仏をあげる「回り念仏」でした。「南無阿弥陀仏」を唱えながら、大きな長い数珠をみんなで回しました。すべての家で念仏が終わると、当番の家でご馳走を食べ和やかに語り合いました。唄ったり踊ったりすることもありました。昔は娯楽が少なかったので、女の人たちの楽しみのひとつだったのです。
 西根や山岸では「千願行事」とか「千願経」と呼ばれています。大勢でお経をたくさん唱えるという意味です。いたこ、おなかまなどといわれる人に農業の作柄や健康の占いをしてもらい、それをお堂の中に貼り出して一年間の厄払いの念仏をしたのでした。
 後継者がいなくなり、解散したり休止したりしている念仏講もあります。しかし、現在も旧暦2月1日に近い日曜や3月の第1日曜などに、町内ごとに厄除けの念仏が続いているところもたくさんあります。たとえば六供町には今も11もの村念仏があります。本町の丑町、栄町、山岸町でも厄除け念仏が続いています。慈恩寺の南坂・桜橋・田沢の念仏講も厄除け念仏です。
 世の中の激しい変化によって人々の生活も大きく変わり、昔から行われて来た念仏講も変化してきています。
 しかし、念仏講は地域の人々の心をつなぎながら永年にわたって守り伝えてきました。ぜひ永く続けてほしいものです。

平成25年3月市立図書館発行 「寒河江の人物・行事」リーフレットより

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