市長室だより　令和3年1月

　本市では良質なブドウが栽培されていますが、令和2年7月の豪雨で、ブドウ農家は大きな被害を受けました。
　市内ブドウ農家支援にクラウドファンディングを実施し、その寄附活用の中で市内事業所が取り組んだ「寒河江産ブドウだけを使ったワイン」づくりのうち、デラウェアを原料にしたものが完成。このたび、その報告をいただきました。
　寒河江産ブドウだけでワインが作られるのは初めてのことです。今後、シャルドネを原料としたワインの完成も予定されています。

　災害時における相互協力について、西村山広域行政事務組合消防本部および寒河江警察署と、3者間で協定を締結しました。
　災害が発生した直後は、多くの情報が入り乱れることが想定されますが、必要な情報を収集・集約して一元化し、活用することが災害対応の第一歩です。
　この協定により、災害時において市災害対策本部、消防本部、警察の3者間での情報共有ができ、相互協力による迅速かつ効果的な災害対応が可能になります。

　9月にも訪問いただいた、ケニア女子バレーボール代表の指導に携わった本市出身の片桐翔太さんに、青年海外協力隊員として今月中にケニアに向かわれるということで訪問いただきました。
　2020東京オリンピック競技大会の女子バレーボール1次リーグ初戦で予定されている日本とケニアの試合が実現することを願っています。

　新型コロナウイルスの影響で市民新春祝賀会が中止となり、年始のご挨拶を動画で配信いたしました。
　今年は丑年。牛は古来より、人間の農作業を、地道に最後まで助けてくれるということで、丑年は成功・発展の芽が出る年であるといわれています。目の前の課題に真摯に向き合い、市民の皆さんや関係団体の皆さんと協力しながら一つ一つ乗り越えていきたいと思います。一緒に頑張りましょう。
　本年もよろしくお願いいたします。