農業の概要
更新日:2021年3月19日
農業の現況
本市の農業は、水稲と果樹の組み合わせを基本に、野菜、花き、畜産等を加えた複合経営が主体となっています。特に、米の生産調整を契機に、果樹、花き、野菜など収益性の高い園芸作物の導入と、これらの施設化が進むとともに、施設農業と観光を組み合わせた『寒河江型農業』も着実な展開を見せています。
農家戸数
総数 | 販売農家 | 専業農家 | 兼業農家 | 自給的農家 |
---|---|---|---|---|
1,944戸 | 1,215戸 |
338戸 |
877戸 |
729戸 |
(2015年農林業センサス)
農用地面積
総数 | 水田 | 畑地 | 樹園地 |
---|---|---|---|
2,088ヘクタール | 1,311ヘクタール |
197ヘクタール |
580ヘクタール (27.8パーセント) |
(2015年農林業センサス)
果樹
本市は、落葉果樹栽培に適した気候など自然条件に恵まれていることから、さくらんぼ、りんご、ぶどう、西洋なし(ラ・フランス)等多くの果樹が栽培されています。
さくらんぼ
本市におけるさくらんぼは、わが国に初めて伝わった明治初期(明治9年)に栽培が始まり、果樹栽培に適した気候、土壌条件などにより定着が進みました。特に、昭和40年代以降、米の生産調整を契機に転作田への作付けが進み、栽培面積が拡大しました。現在では、栽培面積、収穫量、農業産出額とも全国トップクラスにあり、さくらんぼの主産地として全国的に知られています。
また、主力品種の佐藤錦に加え、収穫期の延長ができる紅秀峰の栽培面積を拡大し、「紅秀峰の里さがえ」を展開しています。
さらに、新品種「やまがた紅王」の普及拡大、高齢化の進展を踏まえたY字仕立て等による省力・軽労力技術の導入に努めています。
(紅秀峰)
その他果樹
(りんご)
さくらんぼ以外の果樹では、りんご、ぶどう、西洋なし(ラ・フランス)等の栽培が盛んで、産地銘柄の確立に向けて、生産性の向上と省力化を図るとともに、高品質安定生産を目指し、栽培技術の高位平準化に努めています。
水稲
(つや姫ヴィラージュ)
本市は、従前から良質米の生産地帯ですが、国民の米の消費が減少する中、産地間競争が激化しています。現在、「はえぬき」を主力品種として生産拡大を図るとともに、品質・食味に優れた「つや姫」等の高品質米の安定生産に努めています。また、新品種「雪若丸」についても、消費者の動向を捉えながら栽培面積の拡大やブランド化に取り組んでいます。
野菜
(さといも「子姫芋」)
野菜については、転作を契機とした団地化と機械導入による農作業の効率化・省力化を推進し、ねぎ・えだまめ・アスパラガス・なす・つるむらさき・さといも・食用きくなどの産地化推進作物の生産拡大と銘柄確立に努めています。
花き
(ばらの出荷)
主な品目は、ばら、きく、洋ラン、ストック、トルコぎきょう、スノーボール、花木、鉢物等で、中でも、ばらは全国有数の生産を誇る山形県内における主産地の一つとして、さくらんぼに並ぶ本市農業の”顔”となっています。
畜産
(酪農)
畜産の振興と経営の近代化を図り、乳用牛については酪農の低コスト化と健康な牛の育成に成果を上げています。また、肉用牛については、大半が優良血統和牛であり、素牛の多くは県外から導入しています。ほとんどが中長期の肥育専門ですが、一部では繁殖に取り組んでいる農家もあります。
観光農業の推進
(観光さくらんぼ園)
本市では、観光農業を農業経営の一形態として組み入れ、流通経費の削減や収穫作業に要する労力の軽減に努めるとともに、都市消費者との交流による地域活性化を図っています。
観光農業のメインはさくらんぼ狩りですが、その他に、ブルーベリー、ぶどう、りんご、雪中いちごなども周年化を進めています。昭和59年には「周年観光農業推進協議会」を設立。平成4年にオープンした「チェリーランド・さくらんぼ会館」内にくだもの狩りの総合案内所を設置しています。平成24年度からは、インターネット上に農園予約サイトを開設し、予約後はくだもの狩りの各園地へ直接入園できる体制を整えています。
お問い合わせ
農林課 農政係
電話:0237-85-1763 ファックス:0237-86-7100
(代表)cherry@city.sagae.yamagata.jp
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