市政運営に臨む基本方針と、施策の大要を掲載しています。

令和5年度　市政運営の要旨（PDF：481KB）

　令和5年度は、新第6次寒河江市振興計画の3年目に入り、ポストコロナの状況を見極めつつ、新たな未来を展望し、まちづくりを展開する極めて重要な年であり、そのため、3つの大きな柱を立てて施策を推進してまいります。

　寒河江に生まれ、寒河江で育ち、寒河江の未来を切り拓いていく子どもたちを大人になるまでしっかり見守り、そして子どもを産み育てていく世代を市民みんなで支えていくことが極めて重要であります。それが人口減少を食い止めることにつながるものと考えております。
　そのため、3～5歳児副食費や小中学校給食費完全無料化の継続、第6・第7わんぱくクラブの運営開始などによる子育て支援の充実、チェリーランドの屋内型児童遊戯施設整備や新にしね保育所整備補助などの健やかな成長を見守るハード整備、成果連動型民間委託方式での成婚促進事業の展開などによる結婚支援の拡充強化、不登校対策の強化や小学2年生への読み書き力向上アプリ導入などによる未来志向のひとづくり、南部小学校大規模改修や小学校LED化工事など学習・教育環境の充実など、寒河江の将来を担うさがえっ子と子育て世代の皆さんを市民みんなで支え合うため、ライフステージに応じたきめ細かな施策を展開いたします。

　ポストコロナが見通せる状況となりつつある今日、これまで大きな影響を受けてきた商工業や農業などの産業を底上げし、少子高齢化時代に対応し経済成長を促すことが、今後の寒河江の元気を継続するためには大変重要であると考えております。
　そのため、スマート農業推進補助事業や海外輸出拡大等によるさくらんぼ生産販売力強化、担い手新規就農支援補助事業や初期投資促進補助金新設などによる新規就農者の育成支援、高品位米生産支援補助事業や堆肥散布推進補助事業などによる米のブランド化と地域循環型生産体制の推進、商店街等にぎわい創出支援補助金新設やふるさと工芸品PRなどによる中小企業の支援強化、スポーツツーリズムの推進などによるポストコロナを見据えた観光振興、旧幸生小を活用したアーバンスポーツ実証事業の展開や学びの里TASSHOの改修などによる地域づくりの推進、寒河江駅構内へのコワーキングスペース設置や県、大江町、西川町と連携して取り組むJR左沢線の利活用促進、さがえベース（体験型移住試験施設）運用継続や若者定着支援未来創成基金の拡充などによる移住定住の推進、そして、チェリーランドへの屋外宿泊体験施設の整備や新市民浴場の運営開始などの未来につながるインフラ整備を充実していくことで、各種産業の活性化と連携による相乗効果を誘発し、成長につなげるまちづくりを推進いたします。

　将来にわたって元気な寒河江であり続けるためには、まず、市民の安全・安心な暮らしを守ることが第一であります。近年多発している自然災害などに強く、SDGsの理念に基づき将来にわたって持続可能なまちづくりを一層推進する必要があります。
　そのため、アプリによる認知症予防事業や特別養護老人ホームの改築支援などによる介護サービスの充実、内川雨水排水実施計画の策定や鶯沢川浸水対策調査などによる雨水浸水対策強化、次世代自動車導入補助事業の新設や再生可能エネルギー設備導入補助事業などによる地球温暖化防止対策の推進、消防団ビジョンに基づく消防団活動報酬の充実や消防団の準中型自動車免許取得支援などによる防災対策の強化、基幹相談支援体制の充実や人工呼吸器用発電機購入補助の新設などによる福祉サービスの充実、橋りょうの長寿命化や寒河江公園の再整備などによるインフラの強靭化、住宅宅地開発の補助事業やリフォーム・定住住宅建築補助事業などによる住環境の充実を図ることで、市民の安全安心な暮らしを守り、持続可能なまちづくりを進めてまいります。

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