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さくらんぼ大百科事典【品種解説】(作出国:日本)

更新日:2023年2月21日

作出国 日本

令和5年本格デビュー!「やまがた紅王」

 寒河江市島にある山形県立園芸試験場(現山形県農業総合研究センター園芸農業研究所)において平成9年に紅秀峰にC-47-70を交配して得られた実生から選抜育成され、平成29年に「山形C12号」として品種登録の出願が公表された。
 そして令和元年に「やまがた紅王」の名称が公表され、販売の基準を満たしたさくらんぼが「やまがた紅王」として令和5年より本格販売される。
 収穫期は6月下旬から7月上旬で、「佐藤錦」と「紅秀峰」の間の時期となる。
 果実の大きさは500円玉程度の大玉生産が可能で、「紅秀峰」よりひとまわり大きい。着色良好でツヤがあり、外観品質が優れる。果肉は黄白色で硬く、日持ち性が優れている。
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その他のさくらんぼ紹介

 大正元年(1912年)に山形県東根市の佐藤栄助氏がナポレオンに黄玉を交配してできたと推定される品種。命名は同市の苗木商である岡田東作氏が昭和3年に行った。生食用が主体となった昭和50年代以降植栽が増え、最主力品種となっている。
 樹姿は直立性で、樹勢は旺盛、花の着生も多く豊産性である。果皮の色は帯赤黄斑色(黄色の地に鮮やかな赤色の着色がみられる果色)で、着色の程度は鮮紅色の発現があり光沢もあり良好。
 果実は短心臓形で大きさは6グラム程度であるが、摘果等により10グラム程度の大玉生産も行われている。果肉は比較的軟らかく、乳白色で着色はない。過熟ぎみになると色がくすむ「ウルミ果」がでやすい。
 糖度は14パーセント以上で20パーセントを超えることもある。酸度は0.5パーセント程度で、甘酸のバランスが良く、味は現在の品種の中で最高の部類に属する。
 収穫時期は満開時から40日から50日であり、山形では6月中旬から下旬。雨により実割れが起きるので雨除けテントの設置が必要である。

 寒河江市島にある山形県立園芸試験場において昭和54年に佐藤錦に天香錦を交配して得られた実生から選抜育成され、平成3年に品種登録された。
 樹勢はやや強く、樹姿は中位である。枝の発生が多く、花芽の数も良好で、結実良く豊産性である。開花は早く、4月下旬で佐藤錦より数日早い。
 果実の大きさは8グラムから9グラムで極めて大果となる。果形は扁円形で縦径より横径が長い。着色は良く、黄色の地に鮮紅色に着色する帯赤黄斑色で外観も良い。
 果肉は黄白色で硬く、樹上での日持ちは極めて良好。糖度は20パーセント前後で、酸はペーハー3.7から4.0と少なく、甘みは極めて多い。
 収穫時期は、6月下旬から7月上旬で、晩生の最有望品種である。

 山形県園芸試験場において昭和54年に佐藤錦とセネカの交雑により育成した品種。平成3年に品種登録された。
 樹姿はやや直立で樹の大きさは中、樹勢は強い。枝の発生多く花芽も多く豊産性である。
 果実は短心臓形、大きさは6グラム程度で早生としては大きい。果皮は帯朱紅色から紫黒色になる。果肉の色は赤で着色はやや濃い。硬さは中、果汁は多い。甘みは中(糖度15度程度)で酸味は少なく食味良い。
 6月上旬に収穫できる早生品種。佐藤錦の受粉樹としても適する。

 山形県園芸試験場において平成2年にビックと育成系統(C21-7)の交雑により育成した品種。平成21年に品種登録された。
 樹勢はやや強で樹姿は半直立。
 果実の大きさは6グラムから9グラム程度で扁円形をしている。果皮は淡赤色、果肉はクリーム色で軟らかい。果実の甘みは多く、酸味は少ない。果汁は多い。
 収穫時期は、佐藤錦より数日早い6月中旬で結実は良好。

 山形県園芸試験場において昭和55年にビックと佐藤錦の交雑により育成した品種。平成12年に品種登録された。
 樹姿はやや開帳、樹の大きさは中、樹勢はやや強である。
 果実は短心臓形で10グラム以上と極めて大きい。果皮の色は帯朱紅で着色は良い。果肉は硬く日持ち良く、色はクリームで着色はない。糖度は20度以上で甘く、果汁も多い。
 収穫時期は、7月中旬と極晩生種。

 山形県園芸試験場において平成元年にレーニアとコンパクトステラの交雑により育成した品種。平成20年に品種登録された。極珍しい自家和合性の品種で、自分の花粉だけで結実する。
 樹姿は直立、樹の大きさは中、樹勢はやや強である。
 果実は心臓形で8グラムから9グラムと大きい。果皮の色は帯朱紅で着色はやや多である。果肉はクリーム色で着色はない。硬さは中、果汁は多い。甘みはやや多く、酸味は少ない。
 収穫時期は、6月下旬。

 山形県東根市の烏久芳氏が昭和58年に佐藤錦の自然交雑種子を播種し、その実生の中から選抜育成し、平成18年に品種登録された。
 樹姿はやや開帳形で、樹の大きさ及び樹勢は中位である。
 果実は短心臓形で、大きさはやや大である。果皮色は帯赤黄斑で着色は中。果肉はクリーム色で着色はない。果肉の硬さは中位で果汁多い。甘み多く、酸味は少ない。佐藤錦と比較して、枝梢の色が赤褐であること、核の形が円であることなどで区別される。
 収穫時期は、6月中旬。

 本市三泉の菊地堅治郎氏が昭和46年に前年に採種した佐藤錦とナポレオンの混合種子約2千粒を播種し、その後選抜を繰り返して昭和55年に1個体を最終選抜し昭和63年に品種登録された。
 樹姿は開帳、樹の大きさ樹勢とも中である。
 果実は心臓形で6グラムと中程度の大きさ。果皮は帯赤黄斑色で着色は中、果肉の色は乳白で着色はなく、硬さは中。果汁は多く、甘みは中で酸味は少なくナポレオンに近い風味を有する。
 収穫時期は、6月20日頃で結実量は多く、裂果は少ないが日持ちはやや不良である。

 山形県河北町の今田興一郎氏が昭和36年に佐藤錦にジャボレーを交配、その後選抜育成し、平成3年に品種登録された。
 樹姿は開帳で、樹の大きさは中位、樹勢は強い。
 果実は心臓形、大きさは中で佐藤錦程度である。果皮色は帯朱紅で着色は多い。果肉はクリーム色で着色はなく、硬さは中である。果汁が多く、甘みは中で酸味は少ない。佐藤錦と比較して花が大きいこと、果頂部の形が凸であることなどで区別される。
 収穫時期は、6月中下旬である。

 山形で育成された品種。

 山形県東根市の斎藤善雄氏が昭和50年頃自園にてナポレオンの枝変わりを発見し、以後高接ぎ樹を育成して、平成6年に品種登録された。
 樹姿は開帳、樹の大きさ及び樹勢は中である。
 果実は心臓形で大きさは大である。果皮色は帯朱紅で着色は多い。果肉の色は乳白で着色はない。果肉は軟らかく、果汁は多い。甘みは中で酸味は少ない。
 ナポレオンと比較して果実の外観が心臓形であることや酸味が少ないこと、成熟期が早いことなどで区別される。
 収穫時期は、6月中旬である。

 山形で育成された品種。

 山形県山辺町の佐藤光之助氏がナポレオン、佐藤錦、高砂、黄玉、ジャボレー等の混植園から採取した実生から選抜育成し、昭和63年に品種登録された。
 樹姿は直立で、樹の大きさ樹勢とも中である。
 果実は心臓形で11グラム程度と大玉種。果皮は帯赤黄斑色で種子は大きい。果肉の色は乳色で着色はなく、硬さは中位で果汁は多い。甘みは中位で酸味は少ない。
 収穫時期は、佐藤錦と同じ6月中下旬。

 本市慈恩寺の渡辺富多氏が、昭和37年に種子10数粒を播種、昭和45年に初結実した。その中から早熟系の個体を選抜育成し、昭和62年に品種登録された。
 樹姿は直立と開帳の中間で、樹の大きさや樹勢は中である。
 果実は心臓形で、小さい(平均4.8グラム)。果皮色は黄色赤斑で着色は少ない。果肉は乳白色で着色はなく硬い。核は短楕円形で極小である。味は甘み多く(糖度約15度)、酸味は少ない。生理落果が多少あるが、裂果は少ない。
 収穫時期は、6月初旬と早い。

 本市三泉の渡辺昭太郎氏が昭和50年に植栽したものの中から選抜育成した品種である。
 樹勢は強く、果実は極大。食味も良い。果実は南陽と似ているが、豊産性であること、着色が良いこと、果実が大きいことなどで区別される。
 収穫時期は、6月下旬である。

 山形において偶発実生から育成され、昭和40年に命名された。
 果実は、やや大で、着色は良い。晩生種。

 山形県立農業試験場置賜分場においてナポレオンの実生から育成され、昭和51年に命名された。
 中生種の大玉である。果皮色は紫黒赤斑。果肉は赤く、硬い。

 山形において育成された偶発実生で、昭和42年に命名された。

 山形県上山市において発見された偶発実生で、昭和35年に命名された。
 果実は大きく、果肉は軟らかい。果皮は黄色赤斑で着色が少ない。甘みが強く酸味が少ない。
 収穫時期は、6月中下旬。

 本市高松の高橋庄次郎氏が、昭和50年にナポレオン、佐藤錦等の混植園で発見・育成し、平成元年に品種登録された。
 樹姿は開帳、樹の大きさは中、樹勢は強い。
 果実の大きさは7グラムから9グラム程度と大きい。果皮は帯赤黄斑で着色は良い。果肉は硬く、色は乳白で着色はない。果汁、甘み酸味とも多く食味は濃厚である。ナポレオンと比較して、短心臓形であること、着色が良いこと、甘みが多いこと等で区別される。
 収穫時期は、7月上旬で日持ちは良い。

 山形において育成された偶発実生で、昭和44年に命名された。

 山形県立農業試験場置賜分場(南陽市宮内)において昭和32年にナポレオンの実生から育成された。品種登録は昭和53年。
 樹勢は旺盛で、樹姿は若木のうちは直立性で樹齢が進むと開帳してくる。若木時には短果枝が少なく結果するのも遅い。開花は5月上旬で、佐藤錦より2日ほど遅く、通常の栽培品種では最も遅い部類である。このことが、結実の悪さに影響している。
 果実は8グラムから10グラムの大玉。果形は短心臓形、果皮色は黄色地に淡紅色に着色するが、日陰部が着色しにくく、そのことが難点となる。果肉は黄白色で硬い。
 収穫時期は、6月下旬で、佐藤錦とナポレオンの中間の時期となる。

 福島県伊達市の佐藤正光氏が昭和52年に香夏錦(佐藤錦×高砂)の樹下で実生を発見、その後育成し、昭和62年に品種登録された。
 樹姿は開帳で、樹の大きさは小さく、樹勢は中位である。
 果実は短心臓形で、大きさはやや大(平均7.4グラム)、果皮色は黄色赤斑で着色は中である。果肉の色は乳白で着色はない。肉質はやや硬く、ウルミ果は少ない。果汁及び甘みは多く(糖度約16度)酸味少ない。
 収穫時期は、育成地である福島県で6月上旬の早生種である。

 福島県伊達市の佐藤正光氏が昭和43年に佐藤錦に高砂を交配した実生から選抜育成し、昭和59年に品種登録された。
 樹姿は開帳性で、樹の大きさ樹勢とも中位である。
 果実は短心臓形で、大きさは平均6グラム程度で玉ぞろいは良い。果皮は黄色赤斑に着色するが濃さは中程度である。果肉は乳白色で、着色はない。肉質は軟らかく、ち密で果汁が多い。甘みが多く、酸味は少ない。
 収穫時期は、育成地である福島県で5月下旬の早生種である。

長野県で育成された高社錦の選抜系品種。

 北海道小樽市の藤野氏が発見した偶発実生で、明治44年に命名された。発見地が小樽市奥沢の水源地の水門近くだったため、水門とも呼ばれる。
 果実は短心臓形で大きく、先端がややとがっているのが特徴である。果皮色は黄色地に赤色、果肉は軟らかく、甘み酸味とも強い味である。
 北海道では栽培面積の約4割を占める。
 収穫時期は、北海道で7月上旬から中旬。

 山梨県塩山市の雨宮正明氏が平成元年に高砂の枝変わりを発見、以後増殖育成し、平成7年に品種登録された。
 樹姿は開帳、樹の大きさ及び樹勢は中である。
 果実は短心臓形、大きさは10グラム程度と極大である。果皮色は黄色赤斑で着色は中、果肉はクリーム色で着色はなく、硬さは中である。果汁多く、甘みは中(糖度17度程度)で酸味多い。
 収穫時期は、育成地である山梨県において6月中旬である。

 青森県で育成された品種。果実は10グラムから12グラムと大きい。果皮は黄色と珍しい。果肉は硬く、果汁多い。食味良好で豊産性。

 長野県中野市の小沢光男氏が昭和25年頃ナポレオン、高砂、エルトンなどが混植された園地で発見した偶発実生で、昭和61年に品種登録された。
 樹姿は中間、樹勢も中程度である。
 果実は心臓形で大きさは中から大。色は黄色赤斑で着色程度は中位。果肉は乳白色で着色はない。果肉は佐藤錦より硬く、果汁多い。甘みは中で酸味は少ない。
 収穫時期は、育成地である長野県で6月中から下旬でナポレオンより4日から5日早い。

 青森県南部町の西村忠志氏が昭和55年頃にジャボレー、ナポレオン、北光、佐藤錦、伊達の混植園の佐藤錦の樹下から発見した偶発実生から育成し、平成7年に品種登録された。
 樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。
 果実は短心臓形で、大きさは中(7グラム程度)である。果皮色は帯赤黄斑で着色は多い。果肉は乳白で着色はない。果肉の硬さは中で果汁は多い。甘みは多く(糖度15度程度)酸味は少ない。佐藤錦と比較して果皮の着色が多いこと、果肉が硬いことなどで区別される。
 収穫時期は、育成地である青森県において6月中下旬。

 福島市の松川氏の園地で見つけられた佐藤錦の偶発実生と思われる早生種。
 樹姿は開帳性で、樹勢はやや強い。
 果実は短心臓形で大きい。果皮は黄色地に濃紅色に着色する。果肉は乳白色で着色はない。肉質は佐藤錦よりやや軟らかい。果汁多く、糖度高く、酸味もあり、濃厚な食味である。
 収穫時期は、育成地の福島で5月末から始まる。

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電話:0237-85-1753 ファックス:0237-86-7100

(代表)cherry@city.sagae.yamagata.jp

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